騙された・・・終身保険(米ドル建て)

「一生の付き合いをしましょう」と言ってくれたファイナンシャルプランナーは半年も経たないうちに音信不通になりました。

今となっては、後悔しかないですが、一番の公開の元は「終身保険(米ドル建て)」でうす。

 

アメリカのドルでお金を積み立てていく保険なんですが、一言でいうと生命保険(死んだら○○万円もらえる)と投資(運用して資産が増える)を組み合わせた保険です。

ファイナンシャルプランナーからは、

・保険に加入してから10年間は我慢(途中解約すると損をする)

・払込期間10年以降はとにかく寝かせて老後の資金にしましょう(年利3%は担保)

 (銀行の金利は0.0001%しかない!)

・積み立てたお金の一部は大学の入学金に使える

など、良いことばかり教えてもらいました。

また、ドル建てで積み立てる理由として、「将来、日本円が通貨として危なくなった時のためにも外国通貨を持っていた方がいい」という説明を受けました。(それについては賛成です)

 

将来、日本がどうなるか分からないし、銀行に預けてもほとんど金利は付かないし、もしもの時は家族にいくらかお金を残せるし、ということで加入することとなりました。

契約前に、第3者の意見として他のファイナンシャルプランナーの意見も聞いたのですが、特に否定はされず。

後で分かったことですが、この時期、保険業界では「終身保険(米ドル建て)」の商品が流行っていたそうです。(もちろん理由は儲かるから)

 

この保険に加入して後悔した最大のポイントは「手数料」です。

とにかく手数料が破滅的に高いんです。

取られた手数料取り戻すためだけに10年以上かかるんです。

お金が増えるどころか、契約した時点で減ってそれが徐々に取り返されていくだけなのです。

でも、将来ずっと増えるのだからいいのでは?と思った方、お金を増やしたいなら別の方法をとるべきです。

それは「投資信託」です。インデックス投資がおすすめされています。

ネット証券の投資信託であれば、手数料0.1%くらいで年利3%は余裕で増えます。

 

私が加入した終身保険の手数料はざっと、30%くらいでしょうか。

0.3%でも、3%でもないですよ!30%です!

それだけ保険会社、一生の付き合いファイナンシャルプランナーにお金を挙げていることになります。

 

それでも待って!もしも死んだときの保険金もあるんだから投資信託とは比べられないのでは?と思いましたか?

死亡保障が欲しいなら、死亡保障だけの保険に入ればいいんです。(掛け捨て)

保険料は年間でも数万円です。(もちろん受取金額によります)

そもそも、遺族年金とか公的制度が充実しているので、死亡保障自体要らない可能性もあります。

 

2021年の現在、加入して3年半が経ちました。

払ったお金:約80万円に対して、今返ってくるお金:約50万円です。

差額の30万円はもったいない、と思いますがこれ以上傷口を広げないために、今解約すべきでしょう。

これはサンクコストと言って、今まで費やした時間やお金がもったいないからと、将来のための損切りができない状態です。

30万は決して安くない授業料でしたが、身に染みて勉強になりました。

この記事を書こうと思った大きなきっかけが、この終身保険(米ドル建て)でした。

 

第3者のファイナンシャルプランナーの意見を聞いたり、自分なりに調べて保険に加入したつもりでしたが、結果、これだけ後悔することになりました。

書籍やYou Tubeなどで金融知識を学んでいこうと思います。

 

ちなみに、奥さんの分も終身保険(米ドル建て)を加入していて、彼女の分は一括で100万円支払ってしまいました。これから支払う金額は0円なので、この分に関してはとにかく置いておくしかないです。

保険会社に30万円プレゼントした気前のいい夫婦になってしまいました。

 

同じ過ちを侵す人が一人でも減ればいいなと思います。

子供のためにブログをはじめました

子供のためにブログをはじめます。

内容は主に「お金について」です。

将来、子供が同じ目に遭わないように、自分の失敗体験を記録しておきたいと思います。

自分の子供はもちろん、他の家庭のお子さん、または子育て中のお父さん・お母さんの参考になれば幸いです。

 

第1回目は「保険」についてです。

最初に保険はハードルが高いかと思いましたが、今現在、自分自身ですっごく反省をしたことがあったのであえて保険をテーマにします。

 

この記事を読んでいらっしゃる方は保険に入っていますでしょうか?

生命保険、医療保険自動車保険、火災保険・・・いろんな保険に入っているかと思いますが、皆さん必ず入っているのは「 健康保険 」です。

先月産まれた我が子ですら健康保険に入っています。

この健康保険、本当に優れた保険で誰でもどこでも3割負担で医療が受けられるというものです。(年齢、所得で負担割合は違います)

また、どんなに高額な治療を受けても一か月の治療費上限が設けられていて、ざっくり8万円くらいしか払いません。

つまり、今回ピックアップしたいのは、民間保険の中でも医療保険です。

 

私は医療保険の契約で後悔しているのです。

きっかけは結婚でした。Facebookに結婚の報告をしたところ、高校時代の野球部の友達に「結婚したならお金のこととかいろいろアドバイスもらってみたら?」とファイナンシャルプランナーを紹介されました。

相談だけならタダだし、と思い一度お会いしてみることに。

その方は名古屋の方で、当時我々が済んでいた浜松や津にも出張していろいろとお金の話を教えてくれました。

固定費の下げ方(格安携帯や電力会社の変更)や、教育にかかるお金の話など、いろいろと勉強させていただきました。

また、「十分に貯蓄があるなら保険は要らない」とおっしゃっていて、営業要素のない正直な人だという印象でした。

さらに、ファイナンシャルプランナーとして長い付き合いができればと言ってくれて本当に頼もしかったのを覚えています。

医療保険は彼に会う前から加入していて、見直しをすることにしました。

「掛け金は毎月忘れられるくらいの金額なら」と最小限の内容にしました。

それでも夫婦合わせて年間7万円超(月6千円くらい)の保険料でした。

 

そして、結局4年間一度もお金を受け取ることなく、解約することにしました。

解約に至った経緯は、最初に述べた健康保険が要因です。

毎年7万円払うなら、毎年7万円を貯蓄して「もしもの時」に備えた方がいいという結論に至りました。

もしもの時が来なかったら、その積み立てたお金は別のことに使えますから。保険なら保険会社に払って二度と帰ってきません。

つまり、貯蓄があるなら「医療保険」は要らないということです。

ここでいう貯蓄はだいたい200万円です。

最悪のケースで、毎月支払額の上限8万円×12か月×夫婦2人 と計算しても、200万円あれば堪えられます。(実際は、多数該当でもっと支払額が少なくなります)

元々、医療保険は我が家には必要のない保険だったのです。

7万円×4年間 約28万円を保険会社にプレゼントしたということになります。

この28万円もったいないと思いますか?もったいないから契約を続けますか?

答えはNoです。過去のことは変えられないので忘れましょう。

大事なのは将来です。

60歳まであと30年保険料を払い続ける契約内容でした。

つまり、あと210万円保険会社に支払う必要があります。

その210万円を取り戻したという感覚です。(そもそも250万円くらいの契約をしていたということです。)

 

ここで1つ疑問です。

「貯金があるなら保険はいらない」「一生の付き合いをしましょう」と言ってくれたファイナンシャルプランナーはなぜ契約を止めてくれなかったのでしょう?

答えは、

「彼は保険を契約させることでお金をもらえるから」です。

ファイナンシャルプランナー自身は保険会社の人間ではありませんが、さながら保険会社の営業マンのような役割で保険の加入を勧めてくるのです。

私は彼に1円も支払っていませんが、何度も浜松、津に来てくれたのはそういうカラクリなのでした。

友人の紹介で、ボランティアで来てくれているわけではなかったのです。

自分が甘かったと反省です・・・。

 

そして、私が契約した保険は、医療保険だけではありませんでした。

次回、生命保険のお話です。